株価指標ってなに?【20代からの株式投資2】

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こんにちは!One more jump!のあつやです。

今回は株式投資をする際に参考にできる指標、株価指標についてを勉強したのでまとめていきます。

「株価指標」とは銘柄選びをする際に、どの企業の株式がいい投資になるのか、それとも悪い投資になるのかを判断するためにもちいることができる指標のことです。

たとえば地元のおばちゃんはスーパーで買い物をするときに、どの野菜が新鮮でおいしいのかを見極める術を知っていますよね?

僕にはどの野菜が美味しいのかなんてさっぱりわかりません。でも彼女たちは野菜をみるポイントを知っています。

それと同じく株価を選ぶときにも、ちゃんと見ておくべきポイントがあるんですね。

どの株式がお買い得なのか(割安か)を見極める術のひとつとして使えるのが株価指標です。

株価指標には、PERやEPS、PBR、配当利回りといった指標があります。

あつや
アルファベットばかりでちょっと難しそうとおもうかもしれませんが、きちんとポイントを押さえれば理解できるので一緒に勉強していきましょう!

代表的な株価指標4つ

株価指標にはPER、EPS、PBR、配当利回りがあります。

株価指標はおもに株式の割安度をみるために使われます。

割安度をみてその銘柄がお買い得なのかどうかを見極めるための指標だということですね。

ではひとつずつ見ていきましょう。

PERは企業の稼ぐ力と株価の関係を表したもの

PER(Price Earning Ratio)とは株価収益率といい、文字通り「株価」と「収益」の関係を表したものです。

株価と収益の関係とは、「その株が利益のわりに株価が高い(買われている)のか、それとも低い(売られている)のか」ということです。

PERの計算式は以下のようになります。

この計算式からわかるように、PERは株価がたくさん売られて低くなったとき、または企業の稼ぐ力が上がり当期純利益が増えたときに低くなります。

逆に利益のわりにたくさん株が買われているとき、または稼ぐ力が下がり当期純利益が下がったときに高くなります。

利益がたくさん出てるのに株価が低ければ、市場が収益性の強さに気づいて株を買いだしたときに株価の上昇が見込めますよね。

なので一般的にはPERが低いとき(利益が出ているのに株価が低いとき)は割安といわれます。

でもPERだけをみてその株が割安かどうかを判断するのは危険のようです。

なぜかというとPERが低いから割安だとおもって買っても、企業の稼ぐ力が上がらずに株価も全然上昇しないことがあるからです。

また業種によってPERの平均的な数値は変わるため、何%なら割安という判断はできないようです。

たとえばゲーム会社の任天堂の予想PERは2020年11月19日現在で21.1倍ですが、ユニクロで有名なファーストリテイリングの予想PERは52.2倍です。全然違いますよね!

もしこれらをひとつだけで見ても、どの銘柄が割安なのかどうかは判断できないです。

なのでPERをみるときは、同じ業種で見比べて比較的低いのか高いのかをみる必要もあります。

PERのまとめ
  • PERとは株価収益率、文字の通り株価と収益の関係を表す
  • 一般的にはPERが低い=割安といわれる(☆その後の収益の変化によって株価の上昇下降も変化するためPERだけで判断するのは禁物⇒収益力や将来性の分析が必要です!)
  • 業種によってPERの値が大きく違う⇒ほかの企業のPERと比較することが必要

EPSは1株に対していくら稼げたのかを表す

EPS(Earnigs Per Share)は1株当たり当期純利益といい、投資家が買った1株に対して、企業が1年間でどれだけの利益を上げられたかを表しています。

EPSは 当期純利益を発行済み株式数で割って値を出します。

1株に対してどれだけ利益を上げられているかなので、高い値であればあるほどいいと判断できます。

EPSが高い値であるときは、当期純利益が多くなるか、発行済み株式数が減少するかです。

発行済み株式数が減るとは、企業が自社株買いをして株式数を減らすことによって起こります。

なので自社株買いを継続的に行っている企業は、EPSを向上させて株価を押し上げることによって、株主に利益を還元してくれている企業といえるんですね!

またこのEPSをみると企業の稼ぐ力の推移を見ることができます。

EPSが年々増えているのか、減っているのかをみることで、企業が安定して利益を出せているのかをみることができます。

でもその際はきちんと稼げている企業でも、増資をして株式数が増えるとEPSの値も下がるときもあるので、その企業がどんな戦略をしているのかを注意深くみる必要もあります。

株価=PER×EPS

ここまでPERとEPSを先にまとめてきました。

なぜこの2つを先にみてきたかというと、株価はこのPERとEPSを掛け算すると計算できるようになっているからです。

この計算式からわかるように、PERが上昇するかEPSが上昇する、またはそのどちらもが上昇する場合に株価も上がります。

なので先ほども述べたように企業が自社株買いをするときはEPSを高めて株価を押し上げる施策をしていると言えるんですね。

株価が上がると喜ぶのは株主ですね。

なので自社株買いを積極的にしている企業は、株主への投資メリットを最大化させる努力をしてくれている企業だといえます!

PBRは企業のもつ資産と株価の関係を示したもの

PBRとは純資産倍率といい、株価と企業の持つ純資産の関係を表しています。

一般的にはPBRが1倍を割り込むと割安と言われています。

PBRが1倍というのは、現在の株価と企業の1株あたり純資産が同じということを意味しています。

企業が解散したとき、株主は残った財産(純資産)を受け取れる権利があります。

なのでPBRが1倍なら、株価を売却して得る金額と会社が解散したときに得られる純資産の金額が同額になります。

それに対して、企業の運営に問題がなく利益がきちんと見込めているのに、株価が1株当たり純資産より低い場合(PBRが1より低い場合)があります。

その場合は、株を売却するよりも会社が解散した場合に得られる利益の方が多くなるので、その株価は割安だという判断ができるんですね!

しかし単純にPBRが1を割り込んでいるから割安だと判断するのは危険のようです。

それは企業の将来の業績から判断して、その企業に成長が見込めないことから株価が低くなりPBRが1を割り込んでいる可能性もあるからです。

そのため企業の業績や将来性の分析もあわせて、PBRを見ていく必要があるんですね!

PBR(純資産倍率)まとめ
  • PBRは企業の持つ純資産と株価の関係性を表したもの
  • 一般的には1.0を割り込んでいると割安、1.0より高ければ割高の判断材料になる
  • でもPBRの数値だけをみて判断するのは危険⇒きちんと業績の推移や他社と比較をしよう!
  • 日経平均は1.0-1.5の値が一般的

配当利回りとは?

配当利回りとは現在の株価で株を買った場合、配当金で年間何%の利益を得られるのかを表した指標です。

たとえば株価が1000円で配当金が30円の場合、配当利回りは3%です。

これは投資元本に対して得られる配当金の%なので、この配当がずっと続くなら投資元本を回収するのに34年かかる計算ができます。

1000/30=100/3=33.333…≒34年

「じゃあ配当利回りが高ければ高いほど、投資元本を早く回収できるわけだから、高い配当利回りの銘柄の方がいいよね!」というわけではないんです。

また配当利回りが低いからといって、その株が割高という判断もしない方がいいです。

それはなぜかと言うと、お金をどのように使うのが株主のためになるかは企業によって違うからです。

成熟企業でたくさんのお金を投資に充ててもそれ以上の成長の伸びが見込めないときは、配当金で株主に還元していった方が株主のためになります。

でもこれからの成長のために投資していかないといけない成長企業は、設備投資や研究開発にお金をどんどん回して企業価値を高めることで株価を上げて株主に価値を還元させる方がいいですよね。

なので、配当利回りが高いから低いからという理由だけで株価を判断はしてはいけないんですね!

配当性向で配当金がきちんと支払われるのかを予想しよう!

配当利回りが高い銘柄があって株を買おうと考えているときは、その配当がきちんと支払われるのかにも注意しなければいけません。

そのときに使えるのが配当性向です。

配当性向とは利益に対して、予想配当金がどれだけ出るのかをみる指標です。

配当性向が低いというのは利益に対して配当金が少ないことを意味します。

つまり儲けているけど配当金はそこまで出してないので、少し業績が悪化しても来期の配当金の減る確率が低いということです。

配当性向が100%を超えているということは利益以上に配当金を支払っていることを意味します。

なので配当性向が高すぎる場合、利益に対しての配当金が高いと儲からなくなったら配当金を減らされる可能性があるということを意味します。

儲かってないのに利益以上の配当金を出し続けることは難しいからです。

利益が出ていないのにお金を配っていたら、会社のお財布がどんどんしぼんでいっちゃいますよね。

なのでだいたい50%以下の配当性向ならよし、100%を超えていたら配当金は減額か支払なしになる可能性もあるとみるのが良さそうです。

配当利回りのまとめ
  • 配当利回りとは、年間配当金(税引き前)で買った株価の何%を得られるのかを表す
  • 配当利回りが高いから良し、低いから悪いという判断はしないこと⇒企業の状態や経営の方針などで違うため
  • 配当金がきちんともらえるのかは配当性向でチェックして、減額や配当金支払停止のリスク度を評価しよう!

まとめ~株価指標だけではなく業績や経営指標も参考にしよう!~

今回は株価指標について自分なりに勉強してまとめてきました。

株価指標はアルファベットばかりで難しそうですが、勉強してみると意外と計算も見かたもシンプルだと感じたのではないでしょうか?

この記事で株価指標がどんなことを意味しているのかを理解していただけたなら、とても嬉しいです!

最後にもう一度4つの株価指標を簡単におさらいしていきたいとおもいます。

株価指標のまとめ

PER(Price Earning Ratio)

  • 株価と収益の関係を表す
  • 一般的には低ければ割安といわれる⇒将来の業績予想によって変化するため絶対ではない
  • 業種によって平均的な値は異なる⇒同業他社と比較もしてみよう
  • 高いから割高という判断はしないこと⇒収益力が強ければ株価もぐんぐん上がることがあるから。

EPS (Earnings Per Share)

  • 1株に対してどれだけ純利益を上げられたかを表す
  • 高ければ高いほうがいい値
  • 企業の稼ぐ力の推移をみてみよう(増資や自社株買いなどで値が変化するので注意)

PBR (Price Book-value Ratio)

  • 株価と企業の純資産の関係を表す
  • 一般的には1.0より低ければ割安といわれる⇒こちらも企業の業績予想により変化するため絶対ではない
  • 日経平均は1.0~1.5
  • PERと同様に高いから割高とはならない⇒収益力の強さもみてみよう

配当利回り

  • 株価と配当の関係を表す
  • 高い低いは企業の経営方針によって違うため、配当利回りだけで良しあし判断はしないこと
  • 配当金目当ての人の買いが入るため、株価の下げ止め効果をもつ
  • 配当が支払われるかは配当性向でチェックしよう!

株価指標は株価の割安度をはかるためのひとつの指標だと解説してきました。

たしかにシンプルでわかりやすいですが、株を買うときは株価指標をあくまで材料のひとつとして考えるようにするのがいいです!

なぜかというと株価だけでなく、企業の収益性や将来の業績を予想するために経営指標や企業の財務分析、業界のトレンドなども合わせてみていくようにする必要があるからです。

経営指標についてや、企業の財務の見かたについては他の記事でまとめていきたいと思っているので、この記事が好きだった方はぜひ他の記事もチェックしてみてください!

ここまで読んでいただきありがとうございます。

ではよい一日をお過ごしください☆